セラミド3構造式

セラミドの誕生

膜脂質(極性)は
    リン脂質と糖脂質に分けられる。
リン脂質は
    グリセロンリン脂質とスフィンゴリン脂質に分けられる。
スフィンゴリン脂質は
    長鎖のアミノアルコールである。
    セラミドはすべてのスフィンゴ脂質の母体である。
セラミドは
    脂肪酸がC(炭素)2にアミド結合したものである。
脂肪酸は
    飽和脂肪酸か不飽和脂肪酸かCは16,18,22、24個である。
極性頭部の基によって
    スフィゴシン脂質は異なる。
スフィンゴミエリンは
    セラミドとホスホコリン結合して神経線維を取り囲んで絶縁しているミエリン鞘
    動物の細胞膜に存在して神経伝達の有無をはたしている。
電荷をもっていない中性糖脂質
 セレブロシドは
    セラミドのC1位に一つの糖が結合したものでガラクトースが結合したものが神経細胞内に
    存在し、グルコースが結合しているものは神経細胞外に存在している。
 グロボシド
    D−グルコース、D−ガラクトース、N−アセチルーガラクトサミンが二つ以上結合している
負の電荷
 ガングリオシド
    数個の糖からなる大きな極性頭部に、N−アセチルノイラミン酸(シアン酸)負の電荷が1個以上
    結合している。結合の数により細胞の増殖と深く関係していると思われる。
    細胞膜のガングリオシドの種類と量が胎児の発育とともに大きく変化する。
 ガングリオシドはリソソーム酵素により順番に糖をはずしてゆきセラミドとなる。
ガンの発生は
 ガングリオシドを分解するリソソーム酵素が働らかなくなって(セラミドに分解にならないと)ガン細胞が
 増えると当社は考えています。


セラミドとコレステロール

セラミド誕生と役割そしてコレステロールCERAMIDE
セラミド誕生⇒細胞の誕生と発展は細胞の発展と死(アポトーシス)の両性の性質
生命は外部環境から守る仕組みから始まる。
地球での生物の生命の生存は太陽からの紫外線を守るオゾン層の誕生により、大きく変化した。呼吸生物(高等生物の誕生)である。環境に適応した細胞の発達が可能となって、いろいろな組み合わせの生物が誕生した。細胞は環境に適応するためには、細胞は誕生と死の両性の性質が必要であり、それがアポトーシスです。
人は二重層(外部環境から守り)とターンオーバー(古い細胞から新しい細胞に変える)仕組みを獲得した。スフィンゴシンと脂肪酸に弱い紫外線を与えると光合成してセラミドとなり二重層を形成して細胞守る仕組みが誕生した。
また必要でない細胞は死ぬことで多くの組み合わせが誕生し、環境に適応する細胞となり死と生成を獲得することで
生命の相続が可能となった。
バリア機能の構成について⇒二重層の形成
簡単に言えば細胞間脂質はセラミドとコレステロールと遊離脂肪酸によって構成される。
コレステロールは緊急状態に対応するために存在している。
遊離脂肪酸はスフィゴシンと結合してセラミドに変化してコレステロールの後を埋めてゆく
遊離脂肪酸がスフィゴシンと結合することにより角質の細胞間脂質は押し上げられて、外部からの侵入を防ぐシステムになっている。
コレステロールついて必要性と性質
●必要性
1.細胞膜を作る上で必要な材料です。
1.脂肪の消化に必要な胆汁酸や、性ホルモンの原料です。
1.コレステロール値が低くなると血管がやぶれやすくなったり、免疫力が低下する弊害が  生じます。
1、セラミド、脂肪酸とで、細胞間脂質(バリア)を形成して、外部環境から、内部の諸器  官を守っています。
●血液中のコレステロールはタンパク質と複合形成してリボタンパク質として存在していま  す。
●リボタンパクシツは比重の重さから4種類に分けられます。
1.HDL高比重リボタンパク(high density lipoporotein)
1.LDL低比重リボタンパク(low density lipoporotein)
1.VLDL超比重リボタンパク(very low density lipoporotein)
1.カイロミクロンcylomicron
●悪玉のLDL
  LDLは肝臓のコレステロールを体の隅々まで運びます。運ばれるコレステロールが増えると動脈硬化を促進する方向に傾くことから悪玉と呼ばれています。
●善玉のHDL
  HDLが体の隅々の血管壁にたまったコレステロールを肝臓に運びます。動脈硬化の防止につながる事から善玉と呼ばれています。
◆コレステロールの体内分布 (体重70kgに対して140g)
1.脳 神経系32,0g 1.血液 10.8g  1.骨髄 7.5g  1.筋肉 30.0g  1.肝臓5.1g  1.消化管3.8g  1.皮膚16,0g  1.(心臓、肺、膵臓、腎臓)3,9g  1.(結合組織、脂肪組織、組織液)31,9g
紫外線とコレステロールとセラミドの関係について
●紫外線とコレステロールは健康の2大悪のように言われていますがこれについて考えて見ましょう。

1.紫外線は酵素を促進させるエネルギーと言えます。海の紫外線のまわりには魚が集っています。
  魚はいつでも紫外線を浴びる状態にあり、少し浴びることにより活発な活動ができます。
1.コレステロールは紫外線により、ビタミンDに変わり、人の骨組みを強くする働きがあります。
1.紫外線とうまく付き合う方法として、セラミドはコレステロールと脂肪酸とで細胞間脂質を形成して、調整していると言えます。
1.若いときはセラミドが豊富に生産されるため、脂肪は表皮に使われ、コレステロールは骨組み使われます。
1.加齢とともに、セラミドが生産不足します。すると脂肪は蓄積され、肥満体となり、コレステロールは血液をドロドロにして、活性酸素を誘発します。
1.フィトスイゴシンが表皮の顆粒層で紫外線と遭遇してセラミドに分化します。光合成されるわけです。
1.このようにしてセラミドは紫外線、コレステロール、脂肪酸と深く関わっています。



当社のセラミド3について

セラミド3と他のセラミド(セラミド1,2,5.6U)との違い。


セラミドって何?

外の環境から体内を守る細胞間脂質の成分


細胞間脂質セラミド

細胞間脂質の二重構造

細胞間脂質は

   セラミド50%
   コレステロール25%
   コレステロールエーテル5%
   遊離脂肪酸20%

からなります。


セラミド3で健康な皮膚

角質層の構成
@基底層のケラチノシスの分化、リン脂質を主成分とし、角質層へ移動
A顆粒層でリン脂質の量は減少し、セラミド、グリコシルセラミド、コレステロールの量が増加する。
B角質層でグリコルセラミドとリン脂質は完全に無くなる。グリコシルセラミドが細胞の外に分泌されながら分解され、、セラミドに変わり資質バリアを形成し、水に対して不溶性の理想的な脂質な脂質バリアを作る。最も多くの脂質がセラミドである。
C角質層に存在するセラミドの一部はセラミダーゼにより分解されフィトスフィンゴシンおよびスイフィンゴシンに変わり抗菌、抗炎菜などの皮膚細胞の活性に大きな影響及ぼす。


ビタミンEの種類と効力

(種類と違いの説明)

●ビタミンE同族体として自然界には、トコフェロール4種(α、β、γ、δ)とトコトリエール4種(α、β、γ、δ)の8種類が知られている。
●生物活性(効力)はαートコフェロールが一番高いことが知られています。
●α、β、γ、δの違いは、クロマン核の骨格にメチル基がついている数と部位によって異なります。
●トコフェロール(一重結合)とトコトリエール(二重結合)の違いは、側鎖部分に二重結合があるかないかで異なります。
(効力)
●生理作用
  1.抗酸化作用
     生体膜には、活性酸素が発生します。発生された活性酸素は消去されずに、次々と酸化反応を繰返すと過酸化脂質を生成し、生体膜に障害を起こします。ビタミンEは活性酸素を消去して酸化を防ぎ、過酸化脂質の生成を抑制するという抗酸化作用があります。
 2.生体膜安定化作用
   ビタミンEは、抗酸化作用を介して生体膜を安定させるという作用があります。
   トコフェロールの側鎖(フィチル側鎖)の部分に、構造上の働きがあると言われています。
   リン脂質といわれるリノール酸やアラギドン酸にある二重結合に、ビタミンEの側鎖がうまく入り込み、膜組織を安定させると見られています。赤血球や血小板の膜の安定化させる事実からも生体膜安定化作用を持つといわれています。
●血行促進作用(血管保護作用)
   血管の透過性を抑え、酸化したLDL(悪玉コレステロール)を防ぐ働きが報告され、血管を保護する働きから血行障害を軽減させます。また静注や経口の投与によって皮膚血流量の増加を報告され、しもやけ、などの治療にも使用されています。
●ホルモン分泌調整作用
  ビタミンEは、更年期障害などに伴う諸症状(肩こり、手足のしびれ等)の改善に使用され、その効果が報告されています。ビタミンEは、脳下垂体や副腎など、ホルモンを分泌する器官に多く含まれていますが、細胞の受容体の膜を安定化させる結果、ホルモン分泌の調整をすると見られています。
●抗血栓作用
   最近、大規模臨床による疫学調査から、心疾患(冠動脈疾患)に対する発生リスクを抑えるという報告がされています。これはビタミンEには血小板凝集を抑制させ、過酸化脂質を低下させることにより、間接的に血栓を防ぐ抗血栓作用がはたらいているためと見られています。


ビタミンC

抗壊血病因子として発見された水溶性のビタミン

●ビタミンCの機能⇒その還元力によるもの
1.活性酸素種の消去財
1.コラーゲンの形成
  コラーゲンが正常な三次構造形成をするためにそのペプチド鎖中に多く含まれるプロリンとリジンが水酸化される必要があります。この水酸化を触媒する酵素は鉄イオンを必要としますが、その還元にビタミンCが必要です。
1.生体異物の代謝
  体内に侵入したさまざまな異物はシトクロームP-450というタンパク質で解毒・代謝されますがこの酵素類の活性化を維持します。
1.コレステロール/脂肪酸の代謝
  ビタミンCは脂肪酸の分解に関与するカルニチンがリジンから生合成される過程の二つの水酸化酵素のコファクターとなります。さらに、コレステロールから胆汁酸が合成される過程でもビタミンCを必要とします。
1.アミノ酸、ホルモンの代謝
 副腎髄質や神経組織で、チロシンからノルアドレナリンが生成される過程に含まれるドーパミンヒドロキシラーゼにビタミンCが必要です。