血液とは運搬、調整。防御の3つの機能



血漿タンパク質の種類と機能


血液成分


白血球の種類と機能

顆粒球 
  @好中球(存在割合約55%、直径10〜12µm )
    病原微生物の細胞内への取り込み、リゾチームや活性酸素等でこれらを破壊、感染から生体防御、
  A好酸球(約3%、10〜14µm )
    抗原抗体複合物の取り込み、ある種の寄生中感染に対する免疫、アレルギー反応の調節、
  B好塩基球(0.5%、8〜10µm )
    顆粒内にヒスタミン、ロイコトリエン、ヘバリンなどを含有、それらを細胞外に遊離してアレルギー反応や炎症反応に関与、
    組織中に定着した好塩基球がj肥満細胞
 無顆粒球
  C単球(存在割合約5%、直径12〜20µm )
    組織に移行しマクロファージとなり、異物や微生物、あるいは細胞の破片を取り込み処理、処理した異物や微生物を抗原
    としてTリンパ球に提示
  Dリンパ(存在割合約36%、直径6〜9µm と10〜14µm )

Bリンパ球は形式細胞となって免疫グロプリンを産生、Tリンパ球は免疫応答の調節や細胞免疫に関与、
    ナチュラルキラー(NK)細胞はウィルス感染細胞やがん細胞を攻撃する


血小板  15〜35万/mm3 直径2〜4µm

通常は円盤型が
     刺激を受けると円盤から突起ができていろいろ結合して止血の役割する


血球の分化と増殖

骨髄の多能性血液細胞に働き    末梢血   組織

多能性血液幹細胞に
  @ エリスロポエチンンが働いて開始され
    1:赤血球系 前赤芽球   好塩基赤芽球 多染性赤芽球  好酸赤芽球  網状赤血球(脱核) 赤血球
  A顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)が働いて 
    1:顆粒球 骨髄芽球 前骨髄球
                             骨髄球  好中球
                                    好酸球
                                    好塩基球 肥満細胞

  B単球コロニー刺激因子(M−CSF)が働いて
    1:単球系 単芽球 前単球            単球  マクロファージ(大食球)

  Cトロンボポエチンが働いて
   1:巨核球系 巨核芽球 前巨核球  巨核球 後巨核球 血小板

  Dインターロイキンが働いて 
   1:リンパ球系 リンパ芽球  前リンパ球  大リンパ球  胸腺  Tリンパ球
                                  大リンパ球        Bリンパ球 形質細胞


免疫とは自己と非自己の識別するタンパク質で

自然免疫と獲得免疫に分けることができる

自然免疫とは遺伝子に組み込まれた免疫情報ですぐに異物を認識して対応する
マクロファージや好中球の食細胞のこと
マクロファージ
  @ 貪食
     細菌を食べ
   Aいろいろなサイトカインを産生
    血液通路を広げたり
   特にサイトカインのケモカインを産生すると
    好中球を血液細胞外に誘引して 細菌を
細菌真菌等の受容体と結合して
   自己と非自己を識別する
細菌の表面にある
 受容体:マンノース、LPS、ホルミルペプチド
真菌の表面にある
  受容体: ベーターグルカン
異物関連と結合して間接的
   Fc受容体、CR3、CR4
Toll受容体:ウイルス、細菌